目次
- TypeScriptとは何か?
- TypeScriptのメリット
- TypeScriptを始めるために必要なもの
- 基本的なTypeScript構文
- クラスとインターフェース
- ジェネリックスと型推論
- まとめ
1.TypeScriptとは何か?
TypeScriptはJavaScriptのスーパーセットで、JavaScriptに型安全性やクラスベースオブジェクト指向プログラミングなどを追加します。これにより、大規模で複雑なアプリケーションをより簡単に管理し、デバッグすることが可能になります。
let isDone: boolean = false;
2.TypeScriptのメリット
- 型安全性: TypeScriptはコンパイル時に型チェックを行うため、実行前にエラーを見つけることができます。
- エディター/IDEサポート: より強力な自動補完、ナビゲーションおよびリファクタリング。
- 最新ECMAScript機能: TypeScriptでは最新版ECMAScript機能が利用可能です。
// Optional chaining in TypeScript let x = foo?.bar.baz();
3.TypeScriptを始めるために必要なもの
Node.jsおよびnpm(Node Package Manager)がインストールされていることを確認した後、以下のコマンドでTypeScriptコンパイラーをインストールします。
npm install -g typescript
そして次のコマンドで.tsファイルを.jsファイルへ変換します:
tsc helloworld.ts
4.基本的なTypeScript構文
JavaScriptでは変数や関数パラメーターが任意の値または型を持つことができますが、TypeScriptでは特定の型を指定することができます。
let name: string = 'John Doe'; let age: number = 30; let isStudent: boolean = true; function greet(person: string, age: number): string { return `Hello ${person}, you are ${age} years old.`; }
5.クラスとインターフェース
TypeScriptでは、クラスベースのオブジェクト指向プログラミングをサポートしています。また、インターフェースを使用してカスタム型を作成し、コードの一貫性と予測可能性を向上させることもできます。
interface Person { name: string; age?: number; // optional property } class Student implements Person { constructor(public name: string, public age?: number) {} } const john = new Student('John Doe', 22);
6.ジェネリックスと型推論
ジェネリックは再利用可能なコードを作成する強力な機能です。また、TypeScriptはしばしば変数や関数戻り値の型を自動的に推論します。
function getArray<T>(items : T[] ) : T[] { return new Array<T>().concat(items); } let myNumArr = getArray<number>([100, 200, 300]); let myStrArr = getArray<string>(["Hello", "World"]);
7.まとめ
以上がTypeScript入門ガイドです。JavaScript開発者には新しいパラダイムや考え方が求められるかもしれませんが、結果的にはより堅牢で管理しやすいコードにつながります。