Blazor: C#によるウェブアプリケーションの構築

この記事では、Blazorについて解説し、C#を使ってウェブアプリケーションをどのように構築するかについて詳しく説明します。

目次

Blazorとは何か

Blazorは、.NETのウェブ開発フレームワークです。WebAssemblyという技術を利用して、ウェブブラウザ上で直接C#コードを実行することができます。

なぜBlazorを使うのか

以下の理由から、多くのデベロッパーがBlazorを愛用しています:

  1. フルスタック開発: Blazorを使用すると、C#だけでフロントエンドとバックエンドの両方を開発することができます。
  2. コードの再利用: .NETプラットフォームで開発したライブラリやモジュールをウェブ上でも再利用することが可能です。

Blazorアプリケーションの基本構造

Blazorアプリケーションは主にRazorコンポーネントで構成されています。Razorコンポーネントは、C#とHTMLを混在させて使用できる特殊な形式のファイルです。

@page "/"

<h1>Hello, world!</h1>

@code {
    // C# code goes here
}

簡単なBlazorアプリケーションの作成

以下に、簡単なBlazorアプリケーションの作成方法を示します:

  1. Visual Studioで新しいプロジェクトを作成し、「Blazor App」を選択します。
  2. プロジェクト名を設定し、「Blazor WebAssembly App」を選択して作成します。
  3. 作成したプロジェクトのPagesフォルダから「Index.razor」ファイルを開きます。
  4. 次のコードを追加します:
@page "/"

<h1>Hello, Blazor!</h1>

<button @onclick="ShowMessage">Click me</button>

@if (showMessage) {
    <p>You clicked the button!</p>
}

@code {
    private bool showMessage = false;

    private void ShowMessage() {
        showMessage = true;
    }
}
  1. これで、アプリケーションを実行すると、ボタンをクリックするとメッセージが表示されることが確認できます。

まとめ

Blazorを使用すれば、C#を通じてウェブアプリケーションを簡単に構築することができます。Blazorは現代のウェブ開発に必要なほとんどの機能を提供しているため、C#に慣れている開発者であれば、迅速にウェブアプリケーションを開発することができます。