Javaプログラミング言語におけるループ文は、繰り返し処理の基本を提供します。この記事では、Javaのループ文の種類、概要、および基本的な使用法を説明します。
目次
ループ文の概要
ループ文は、特定の条件が満たされる限り、同じ処理を繰り返し実行するプログラム構造です。Javaでは主に4種類のループ文があります: for文、while文、do-while文、およびEnhanced for文。
for文
for文は、指定された回数だけループを繰り返すための構文です。Javaでの基本的なfor文の形式は以下のようになります。
for (initialization; condition; update) { // ループ内で実行するコード }
for文のコード例
// 1から10までの整数を出力する for (int i = 1; i <= 10; i++) { System.out.println(i); }
while文
while文は、指定された条件が真である限り、ループ内の処理を繰り返し実行する構文です。Javaでの基本的なwhile文の形式は以下のようになります。
while (condition) { // ループ内で実行するコード }
while文のコード例
// 1から10までの整数を出力する int counter = 1; while (counter <= 10) { System.out.println(counter); counter++; }
do-while文
do-while文は、最低1回はループ内の処理を実行し、その後条件が真である限り繰り返し実行する構文です。Javaでの基本的なdo-while文の形式は以下のようになります。
do { // ループ内で実行するコード } while (condition);
do-while文のコード例
// 1から10までの整数を出力する int counter = 1; do { System.out.println(counter); counter++; } while (counter <= 10);
Enhanced for文
JavaのEnhanced for文(別名:for-each文)は、コレクションや配列の各要素に対して繰り返し処理を行うための構文です。
for (type variable : collection_or_array) { // ループ内で実行するコード }
Enhanced for文のコード例
// 配列内の要素を出力する int[] numbers = {1, 2, 3, 4, 5}; for (int num : numbers) { System.out.println(num); }
ループ制御
ループ制御では、ループの実行中にbreakやcontinueなどのステートメントを使用して、ループの挙動を変更することができます。
ループ制御のコード例
// 1から10までの偶数を出力する for (int i = 1; i <= 10; i++) { if (i % 2 != 0) { continue; } System.out.println(i); }
まとめ
Javaのループ文は、繰り返し処理の基本を提供し、効率的で簡潔なコードの作成を可能にします。この記事では、ループ文の種類と使用法について説明しました。Javaプログラミングの基本スキルとして、適切に理解して活用しましょう。