Pythonの画像処理: モーションエフェクトフィルターの適用方法

Pythonを用いた画像処理において、モーションエフェクトフィルターを適用する方法を詳しく解説します。

目次

  1. はじめに
  2. 必要なライブラリのインストール
  3. 画像の読み込みと表示
  4. モーションエフェクトフィルターの適用
    • 4.1. フィルター定義
    • 4.2. フィルターの適用
  5. 結果の表示と保存
  6. まとめ

1. はじめに

本記事では、Pythonを利用して画像にモーションエフェクトフィルターを適用する方法について解説します。ここでのモーションエフェクトとは、静止画像に動きや流れを与えるための効果を指します。

2. 必要なライブラリのインストール

チュートリアルでは、画像処理ライブラリ OpenCVを使用します。それに加えて、画像表示や操作に matplotlibnumpy が必要です。まずは、必要なライブラリをインストールしましょう。

!pip install opencv-python
!pip install matplotlib
!pip install numpy

3. 画像の読み込みと表示

まずは、処理対象となる画像を読み込み、表示してみましょう。

import cv2
import matplotlib.pyplot as plt
import numpy as np

img = cv2.imread("path/to/your/image.jpg")
img_rgb = cv2.cvtColor(img, cv2.COLOR_BGR2RGB)
plt.imshow(img_rgb)
plt.show()

4. モーションエフェクトフィルターの適用

4.1. フィルター定義

モーションエフェクトフィルターを作成しましょう。ここでは、numpyを使ってフィルターを定義します。

def motion_blur_filter(size, angle):
    kernel = np.zeros((size, size))
    kernel[int((size-1)/2), :] = np.ones(size)
    kernel = cv2.getRotationMatrix2D((size/2-0.5, size/2-0.5), angle, 1)
    kernel = cv2.warpAffine(kernel, (size, size))
    kernel = kernel / size
    return kernel

4.2. フィルターの適用

定義したフィルターを画像に適用しましょう。

kernel_size = 15
angle = 45
kernel = motion_blur_filter(kernel_size, angle)
img_motion_blur = cv2.filter2D(img_rgb, -1, kernel)

5. 結果の表示と保存

適用した結果を表示し、保存しましょう。

plt.imshow(img_motion_blur)
plt.show()

output_img = cv2.cvtColor(img_motion_blur, cv2.COLOR_RGB2BGR)
cv2.imwrite("path/to/output/image.jpg", output_img)

6. まとめ

本記事では、PythonOpenCVを利用して、画像にモーションエフェクトフィルターを適用する方法を解説しました。簡単な手順で画像に動きや流れを表現することが可能です。是非とも試して、自分の画像処理アプリケーションに取り入れてみてください。